第三回 課題本 「ワールド・カフェをやろう 新版 会話がつながり、世界がつながる/ 香取一昭和・大川 恒」
開催日: 2020年2月8日(土)
参加人数: 4名
課題本:「ワールド・カフェをやろう 新版 会話がつながり、世界がつながる/ 著 香取一昭和・大川 恒」
第三回開催となった奥池袋読書会です。
今回は新しく1名の仲間をお迎えし、4名での開催となりました。
今回の課題本のワールド・カフェとは、広義ではカフェで開催しているようなリラックスした雰囲気で行う会議体となっています。参加者は4~5人ずつに分かれ、カフェのテーブルごとに会話をします。一定時間が経過後、各テーブルから旅立つメンバーが次のテーブルに移動します。新規メンバーを迎えたテーブルでは、それまでの会話内容や、移動者が元いたテーブルでの話を聞きながら、会話する、という行為を繰り返します。
その際、テーブルに模造紙などを引き、各々の意見を書き出します。
そうすることで、会終了後、どういった話が行われていたかを皆で確認し、さらなる議論を行うことができます。
当書は、ワールド・カフェのやり方の紹介から、実際の事例紹介が行われており、ワールド・カフェ形式の入門書といった本になっていました。
そのため、私達も実際にワールド・カフェ形式で討論を行ってみました。
お題は「読書」にしました。
参加メンバーは4名だったため、テーブル移動はなし、ひとつのテーブルを囲み、
まずは各々がテーマに対して抱いていることを付箋に書き出し、貼り出しました。
次に、貼り出された内容を、似たカテゴリごとに集めていきました。
4名にしては付箋が多く貼られ、それに伴い議論も大変盛り上がりました。
特に、自分が持っていない考えや意見を持っている方に「なぜそう考えたのか?」と双方の見解を確認し合う作業が多く行われました。
今回初参加の方もいらっしゃいましたが、とても積極的に議論に参加してくださいました。通常の課題本についての議論スタイルよりも、初めての方が話しやすい土壌づくりに、このワールド・カフェスタイルはとても有益だと感じました。
以下は、参加者の感想です。
たなやん
「付箋に自分の考えを書き出すことも、また他の方の意見を読むのもとても楽しかったです。他の方がなんておっしゃっていたかをメモを取りながら聞くのは大変ですが、最初に書いてくださるから、お話に集中できました。」
HN
「初めての読書会でしたが、書を読む以外に視覚で訴えることで議論がとても膨らむなと感じました。次回はアイスブレイクも兼ねて、自身が旅をしてた際に撮影した写真を持参してみようと思いました。」
一部企業では、新商品のアイディア会議や、プロジェクトの振り返りなどに使用されているワールド・カフェスタイルですが、実際にやってみることでその面白さを体験できました。奥池袋読書会が目指している「奥行け!セブン」の中にも「⑥ 気軽に発言できる、対話重視の楽しい読書会を目指す」としています。こういう試みは、今後もどんどん挑戦していきますので、ぜひ気になる!という方はご参加をお願い致します。