第六回 開催予告 7/12 14:00~ 課題本 「未来をつくる言葉―わかりあえなさをつなぐために―/ ドミニク・チェン」

 

第六回 奥池袋読書会開催予告になります。

今回もオンラインミーティングツールZoomを使用してのオンライン開催になります。

 

開催日: 2020年7月12日(日) 14:00~

 

今回の読書会では参加される方に以下のお願いをおこなっております。

 

・参加までに読了いただくこと。

・読了後印象に残った、もしくは自分が参加者に伝えたいと思った引用箇所を2つ決める

・課題本に関し、参加者同士で話し合ってみたいトピック1つを提示いただく

 

上記について、ご参加をご検討いただく場合は、「参加希望・お問い合わせ」よりご参加の申し込みをお願い申し上げます。

第五回 課題本 「“研究者失格"のわたしが阪大でいっちゃんおもろい教授になるまで――弱さと向き合い、自分らしく学問する / 千葉 泉」

 

 

開催日: 2020年6月13日(土)

参加人数: 2名

課題本: “研究者失格"のわたしが阪大でいっちゃんおもろい教授になるまで――弱さと向き合い、自分らしく学問する / 千葉 泉

 

 前回のオンライン読書会に続きオンライン開催となりました第五回ですが、2名の参加となりました。雨が強く、梅雨を天候の中、家で参加できるのはオンラインのメリットだなと改めて感じました。

 

今回の課題本は、阪大こと大阪大学の教授である千葉泉氏の人生を振り返りながら自分らしさというものを著者が見つけ生きやすくなるまでが書かれておりました。

皆さんはこの著者をご存知でしたか?お恥ずかしながら、この記事を書いております私は初めてお名前を耳にしました。大学教授というと、気難しく、硬い方というイメージを持っておりますが、この方はギターを持ち込みラテンを歌いながら授業を行うそうです。どんな歌を歌っているのか、本を読む限りでは予想つきませんよね?

ですがこの本のすごいところは、出版社のホームページにて、千葉先生の唄を聴くことができるのです!そのため、作中のところどころに曲番号が登場し、本を読みつつそのお歌を聴くことができる。とても読んでいて楽しい本となっておりました。

さて今回は私の感想よりも長い感想が海旧母からとどきましたので、そちらを記載させてください。  

いきなり質問になるのですが、皆さんの好きな分野・得意な分野は何でしょうか。
もう少し具体的に言えば、それをしている時に高揚感を感じ、充実した時間を過ごせるものです。
自分の場合は、本屋さんに行ったり、ネコと過ごしたり、読書会に参加している時などがこれに当たります。
こういったポジティブな特徴(本書では「強い自分」)が仕事と一致していれば、それは幸福な人生でしょう。
またSNSなどに溢れている価値観と「強い自分」が一致していれば、自信に満ちた人生を歩めることでしょう。
ところが、なかなかそうは上手くはいかないわけで。
皆それぞれ、「強い自分」と(ネガティブな特徴としての)「弱い自分」があり、それをコントロールできないものですから。
 
しかしながら問題となってくるのは、この差異が、「他者の価値観の内面化による自己否定」。
この点につながりやすいということです。
そして、多くの人がこの自己否定に苦しめられているのかもしれません。
たとえば、「年収〇〇未満は終わった人生」や「恋愛できないのは劣った人間」等々の言説。
こういった画一的な価値観がSNS等には溢れています。
それを見るたびに、ため息しか出ないんですよ~、私めは。
もう笑っちゃうしかないのですが、ハハハハハッ。
 
でもね、愚痴ばかり言っても仕方ないのも事実。
実はそれに対処する一つの考え方を、本書は提示してくれてるんです。
それは「語り合いの場」を設け、参加すること。
自己を開示した「語り合い」という相互コミュニケーションによって、
仲間意識の形成だけでなく、癒しや自己認識の変化という効果もあることを著者は訴えております。
(そして実際に、阪大で「語り合い」の授業を展開している)
 
「読書会」に参加していて実感するのは、「語り合い」の心地よさなんですよ。
自分を開いた発言は、(やっちゃった感はあるものの)、カタルシス的な快感があるんです。
そしてその、たわいもない発言を他の参加者が拾って下さると、それだけで救われるんですよね。
 
我が身を翻ってみると、仕事の休憩中にする「おしゃべり」。
これがすごく楽しいんです。
とりとめのない内容だけれども、お互いに聴き、話し、また聴くの連鎖に、励まされている面があるんです。
 
なんか読書会とは別に、ただ単に近況だけを報告し合う「おしゃべり会」みたいなサークル。
こんな「おしゃべり会」サークルを作りたいなって、最近、よく思うようになりました。
愚痴を聴き合うのだけでもいいし、趣味の話でもいいし。
おしゃべりだから、テーマに縛りは付けずに、それこそ何でもありで。
楽しい会になると思うんですよ~。
事前準備が不要なため、読書会より参加しやすいと思いますし。
そんな「おしゃべり会」サークルを共に作ってみましょうよ(笑)
 
もし興味のある方がいらっしゃれば、是非、気軽にお問い合わせくださいね。
一緒に「おしゃべり会」サークルをゼロから立ち上げてみませんか。
 
 
海の旧字体は母 より

今後も奥池袋読書会ではオンラインでの開催を検討しておりますので、もしご興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、「参加希望・お問い合わせ」よりご連絡を宜しくお願い致します。

第四回 課題本 「他者と働く -「わかりあえなさ」から始める組織論 -/ 宇田川 元一」

 

 

開催日: 2020年5月9日(土)

参加人数: 5名

課題本: 他者と働く -「わかりあえなさ」から始める組織論 - / 宇田川 元一

 

 前回の第三回からCOVID-19の影響により大分期間があきましたが、今回が初めてオンラインにて読書会を開催いたしました。新規のご参加者様1名を追加して、計5名での開催となりました。

 

今回、オンライン読書会の開催にあたり、通常奥池袋読書会では課題本の読了を必須とはしておりませんが、今回は必須とさせていただきました。

皆が楽しく参加できるようにオンライン会議のルールはいくつか先に設定させていただきましたが、それ以外はオフラインの読書会とは変わらずな進行で進めさせていただきました。

今回の課題本は、企業で働いたことがある参加者には実際に体験したようなシーンも数多く実例として上がっており、感想を言い合う中でお互いの経験などに言及するシーンもありました。

特に面白いと感じたのが、課題本の中で紹介されているナラティブ・アプローチは、医療現場の人間が必ず最初に学ぶ「接遇」と同一であるという話題が出たことです。

今回の参加者5名のうち3名が医療と関わりのあるメンバーだったこともあり、実際どういうアプローチをしているのかという実体験をベースとした話ができたことが、この本で書かれているナラティブ・アプローチを理解するのに一役買ったように感じました。

  

以下は、参加者の感想です。

 

たなやん

「医療現場で聞いていた患者さんの世界に入るんだよと言われていたことが、実はこのナラティブ・アプローチだったんだなと発見できたことが収穫だった。この方法は対・患者さんだけだと思っていたが、この本を読んでスタッフ間のやり取りにもこのアプローチを試してみようと思った。」

 

かくちゃん

「<近日更新予定>」

 

初めてオンラインの読書会に挑戦してみて、メンバーからはオフライン読書会を切望する声や、オンラインとオフラインを比較しての違いを痛感したなどの感想を頂戴しました。もちろんオフライン読書会の良さはたくさんありますが、オンラインだからこそできることや、オンラインのメリットというのはあると思います。

今後も奥池袋読書会ではオンラインでの開催を検討しておりますので、もしご興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、「参加希望・お問い合わせ」よりご連絡を宜しくお願い致します。

第三回 課題本 「ワールド・カフェをやろう 新版 会話がつながり、世界がつながる/ 香取一昭和・大川 恒」

 

 

開催日: 2020年2月8日(土)

参加人数: 4名

課題本:「ワールド・カフェをやろう 新版 会話がつながり、世界がつながる/ 著 香取一昭和・大川 恒」 

 

第三回開催となった奥池袋読書会です。

今回は新しく1名の仲間をお迎えし、4名での開催となりました。

 

今回の課題本のワールド・カフェとは、広義ではカフェで開催しているようなリラックスした雰囲気で行う会議体となっています。参加者は4~5人ずつに分かれ、カフェのテーブルごとに会話をします。一定時間が経過後、各テーブルから旅立つメンバーが次のテーブルに移動します。新規メンバーを迎えたテーブルでは、それまでの会話内容や、移動者が元いたテーブルでの話を聞きながら、会話する、という行為を繰り返します。

その際、テーブルに模造紙などを引き、各々の意見を書き出します。

そうすることで、会終了後、どういった話が行われていたかを皆で確認し、さらなる議論を行うことができます。

 

当書は、ワールド・カフェのやり方の紹介から、実際の事例紹介が行われており、ワールド・カフェ形式の入門書といった本になっていました。

そのため、私達も実際にワールド・カフェ形式で討論を行ってみました。

 

お題は「読書」にしました。

参加メンバーは4名だったため、テーブル移動はなし、ひとつのテーブルを囲み、

まずは各々がテーマに対して抱いていることを付箋に書き出し、貼り出しました。

 

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書き出したあと

 

次に、貼り出された内容を、似たカテゴリごとに集めていきました。

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カテゴリに分類したあと

4名にしては付箋が多く貼られ、それに伴い議論も大変盛り上がりました。

特に、自分が持っていない考えや意見を持っている方に「なぜそう考えたのか?」と双方の見解を確認し合う作業が多く行われました。

今回初参加の方もいらっしゃいましたが、とても積極的に議論に参加してくださいました。通常の課題本についての議論スタイルよりも、初めての方が話しやすい土壌づくりに、このワールド・カフェスタイルはとても有益だと感じました。

 

以下は、参加者の感想です。

 

たなやん

「付箋に自分の考えを書き出すことも、また他の方の意見を読むのもとても楽しかったです。他の方がなんておっしゃっていたかをメモを取りながら聞くのは大変ですが、最初に書いてくださるから、お話に集中できました。」

 

HN

「初めての読書会でしたが、書を読む以外に視覚で訴えることで議論がとても膨らむなと感じました。次回はアイスブレイクも兼ねて、自身が旅をしてた際に撮影した写真を持参してみようと思いました。」

 

一部企業では、新商品のアイディア会議や、プロジェクトの振り返りなどに使用されているワールド・カフェスタイルですが、実際にやってみることでその面白さを体験できました。奥池袋読書会が目指している「奥行け!セブン」の中にも「⑥ 気軽に発言できる、対話重視の楽しい読書会を目指す」としています。こういう試みは、今後もどんどん挑戦していきますので、ぜひ気になる!という方はご参加をお願い致します。  

 

第一回 奥池袋ドイツゲーム部開催レポ

当読書会の分科会の一つである奥池袋ドイツゲーム部。

こちらは、アナログゲームをプレイする会になります。

詳しい説明はこちら→ 分科会 奥池袋ドイツゲーム部について - 奥池袋読書会

 

読書会の記録のように、開催レポートを記録していく予定はないのですが、

どんな雰囲気なのかを覗きに、広報担当やっかが取材してきました。

 

今回の参加メンバーは、3名。

季節柄、体調を崩された方が多く、予定よりも少ない人数での開催になったようです。

本来は写真撮って取材だけ〜と思っていた私も、まさかのプレイヤーとして参加してきました。

 

本日プレイしたゲームはこちらです。

 ドミニオン 

これは、領土拡大を最終ゴールとするゲームです。

最初、プレイヤーには銅貨カード数枚と、領土の最低ランクである屋敷カード数枚だけが配布されます。プレイヤーは、これらのカードをもとでに、スキルや役職などの様々なカードを購入し、領土カードを購入していきます。最終的に一番多くの領土カードを所持しているプレイヤーが勝ちになります。

 

それのどこが楽しいの?と思いますよね。

ルールは非常にシンプルなのですが、購入できる様々なカードたちを駆使することで、

他プレイヤーを妨害したりすることができます。また、時には手札の実行コンボを重ね大量の領土カードをゲットすることができます。このゲームをプレイしていると、「この人はお金を貯め込んでから領土買いに行こうとしているな」や「博打的な戦略立てる人なんだな〜〜!」など、その人の価値観がまるわかりな戦法が見えてきます。笑

 

総じて言えるのは、頭脳を駆使して自分の領土拡大を目指すめちゃくちゃ面白いゲームです!

 

私が主催の海旧母と11年前に仲良くなったきっかけは、このゲームを通じてでした。

約10年ぶりにプレイしたのですが、10年ぶりでもすんなり始められるルールのシンプルさ、まさしく誰でも楽しめる、奥池袋ドイツゲーム部のやりたいことを体現したアナログゲームです。

 

今後も奥池袋読書会の分科会であるドイツゲーム部は、定期的に開催していくようです。

読書会と違い、すでに定員を超えてしまっているためすぐの参加は難しいかもしれませんが、興味のある方はぜひ、問い合わせフォームからご連絡をお願い致します。

 

 

 

分科会 奥池袋ドイツゲーム部について

<近日更新予定>

 

 

奥池袋読書会には分科会を複数作成していく予定です。

その第一弾として、奥池袋ドイツゲーム部があります。

こちらは、奥池袋読書会をお子さんと一緒に参加してもらえる読書会にしたい、という主催海旧母の意向が背景にあり立ち上がりました。

 

小さなお子さんがいらっしゃることで、読書会になかなか参加できない方が、

お子さんと一緒にご参加いただき、親御さんが読書会に参加しているあいだ、

奥池袋ドイツゲーム部のメンバーがお子さんと一緒に遊べるゲームを行う、

そんな近い将来に叶えたい理想をイメージして作られました....(つづく)